高断熱・高気密をベースに家庭用エアコン1台(〜2台)で全館空調。
夏は冷えすぎることがない涼しさ、冬は全ての居室が暖かく快適な家を、少ないエネルギーで実現。
高断熱・高気密をベースにシンプルなシステムで構成します。
SHIBA建築工房の全館空調の特徴
高断熱・高気密の建物をベースに、エアコン(14帖用程度)1台で全館空調します。
床を暖めたり冷やしたりしながら家全体を冷暖房するため足元まで快適。
部屋毎に設置する個別エアコンに比較して、家全体をゆったりと冷暖房するため、体への負担も軽減されます。
- 花粉症などをお持ちの方
- 綺麗な空気、空気質を重要視される方
- ご高齢、乳幼児など体の抵抗力が低いご家族がいる方
- エアコン冷房の冷たい風が苦手な方
利点・メリット
SHIBA建築工房による全館空調システムの利点は以下のとおりです。
- 14帖用程度の小さなエアコン1台で、家全体を快適な温度環境に
- エアコン室外機が1台のため、隣家への影響も少ない
- 温度差が小さく微風に近い空調気流のため、エアコン特有の不快感が少ない
- 花粉、PM2.5などを低減した空気を室内に取り込むためキレイな空気
- 各居室にエアコン、給気口、換気扇を設置する必要がない
- 一般に販売されているエアコン機器等を用いるため、将来のメンテナンス交換時も安心
少しの欠点・デメリット
- 空調機器を納める小さな部屋が必要です。
- 空調機器を納める空調室回りは、エアコン機器の音が発生します。しかし寝室など各部屋のエアコンは不要のため、就寝時の環境はより静かになると言えます。
- 空調室から各部屋へ空気を運ぶためのダクト配管を考えた設計が必要。
- 部屋ごとに設定室温を変えることは難しく、また少し温度差が生じることがあります。
完成建物の温度実測
住宅(建築)は現場製作であるため、机上の計算通りいかない部分が残るものです。
設計性能と、建築された建物の実測結果を照らし合わせて、設計および施工方法に問題が無かったかを確認し、今後の設計にフィードバックすることは大切なことです。
エアコン1台で全館空調の家 – 室温実測結果
全館空調住宅の、室温と外気温の温度測定を行いました。
- 延べ床面積: 153平方メートル(約46坪)
- 建物概要 : 木造軸組工法、高断熱性能サッシ
- エアコン : 家庭用 壁掛ルームエアコン14畳用、1台
- 計測期間 : 2016年1月24日〜2月2日(10日間)
2016年1月24日頃から、日本列島を猛烈な寒波が襲い、ここ横浜市でも大変寒い日が続きました。
このような絶好かつ厳しいタイミングで温度計測をすることで、建物性能の真価を問うことができました。
外気温が0度を下回った日も、室温は21〜22度で安定しています。
1月29日から2月1日の4日間は、日照時間がほぼゼロの曇りまたは雨の日で、底冷えする数日でしたが、室温は23度付近で安定しています。