住宅設備の修理と寿命

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様々な出来事は重なるものだと思っていますが、今年の初めから複数のお客様より修理相談のご連絡を頂きました。

2000年に新築した住宅にて、給湯器からエラー表示が出て特定の運転がうまくいかないとのこと。SHIBA建築工房にて新築後1度も給湯器を交換していないため設置から26年が経過。修理部品はメーカーに無いことが明白なため、新たな給湯器と交換しました。26年間保ったのは長いです。使用条件、機器の個体差によるものでしょうか。

1996年に新築した住宅から、トイレのロータンクに貯める水が止まらなくなったと連絡を頂戴しました。その症状から壊れたであろう部分が分かりましたので、直ぐにTOTOに連絡して修理依頼。修理代金はお客様が直接TOTOに支払って頂くように依頼し、私共は電話のやりとりのみで代金は頂きませんでした。このトイレ機器は従来からあるローテクでシンプルなもの。今回のように経年で壊れる部分がありますが、部品交換も容易いため修理して使い続けることができます。

2019年に新築した住宅では、換気設備が壊れたようだと電話を頂きました。メーカーのウェブサイトから製品図面をダウンロードして確認すると、電気的に開閉する部分が壊れたようです。修理するよりも製品を買い換えた方がよいと思われるケースでしたが、7年ほどで壊れるのはやや早いと感じます。

新築時は機能性や性能などを基準に選びがちですが、修理や交換を考えることも大切です。製品の選択基準は、デザイン性、省エネ性、機能性、交換の容易さ、価格などから総合判断になります。維持管理のための費用であるメンテナンスコストも大切な判断要素ですが、購入時点で製品寿命は分かりません。そこで必要最小限の機能と、高めの省エネ性、そして可能なら修理が容易そうなものを選ぶことがよいのではと思います。

また、設備機器設置においてデザイン性を最優先することもよい判断であると思いますが、そのデザインが機能性を損なうものでないかを確認した方がいいです。その具体例はここに示しませんが、私と打ち合わせの機会がありましたらお話したいと思います。

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