北海道・知床五湖の高架木道

本年(2010年)知床五湖の高架木道が全面開通した。木道が作られた理由は、観光客がヒグマに遭遇したり、自然に恵まれた歩道が荒らされることから守るため。木道には、ヒグマが登らないよう電気柵が巡らされている。これは見方を変えれば、自然を守るために人間を隔離していると言え、この考え方がより自然であると思えてくる。熊さんが電気ショックを受けるのは不条理と言われそうだが。

高架木道のデータ(以下、環境省自然環境局HPより引用)
全長800m、幅員2m、高さ2m〜5m。電気柵(7000V)。
北海道産カラマツ使用

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知床五湖「一湖」から見る木道は美しく絵になっている(下の写真)。
自然景観との調和を考えると、やはり「木造」による高架道が一番。木材は地元の北海道産カラマツ(唐松)が使われていることから環境負荷が少ない。改めて言うまでもなく、木造とは、樹木・植物から作られているのです。
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高架木道・湖畔展望台の支柱の基礎は、軟弱地盤用の特殊な基礎が採用されているようである。(ここでのデータの引用は避けます。)